1.冬の道路で、何が問題になっているのか
冬の道路トラブルというと「大雪」を想像しがちですが、実際には路面凍結によるスリップや立ち往生が深刻な問題となっており、凍結路が原因とみられる重大事故も相次いでいます。
2024年12月4日、北海道美幌町では凍結した路面で軽四貨物自動車と普通貨物自動車が正面衝突し、1名が死亡、2名が重傷を負う事故が発生しています[1]。
さらに、2025年12月26日、群馬県の関越自動車道で路面凍結による67台の多重衝突・火災事故が発生し、2名が死亡、26名が負傷しました[2]。
これらの事故は、凍結路でのスリップが一瞬で大規模な災害につながり得ることを改めて示すものです。
このような災害を防ぐため、国土交通省と警察は、異例の降雪や著しい凍結が見込まれる場合に、特定区間で「チェーン規制」を実施しています[3]。
チェーン規制は、従来は全面通行止めとしていた状況でも、チェーン装着車に限って通行を認めることで道路機能の維持を図る制度です。重要な点は、冬用タイヤを装着していても、タイヤチェーン未装着では通行できないことです。
2026/3/3
