2025年12月16日、欧州議会は、三者協議での暫定合意を受けて、企業持続可能性デュー・ディリジェンス指令(Corporate Sustainability Due Diligence Directive)(以下、CSDDD)※1および企業サステナビリティ報告指令(Corporate Sustainability Reporting Directive)の簡素化法案の最終案を採択しました※2, ※3。
CSDDDは、2024年7月に発効した、企業の人権や環境分野におけるデュー・ディリジェンス(以下、DD)の実施義務を規定するEU指令です。2025年2月に、欧州委員会からCSDDDを含むEU指令を簡素化する法案が公表されて以来、簡素化の内容について審議が進められてきました(CSDDD、欧州委員会が公表した法案の内容については、コラム「企業持続可能性デュー・ディリジェンス指令(CSDDD)の成立による人権・環境分野のデュー・ディリジェンス義務化について①」、コラム「企業持続可能性デュー・ディリジェンス指令(CSDDD)の成立による人権・環境分野のデュー・ディリジェンス義務化について②」をご参照ください)。
今回、欧州議会によって採択された最終案(以下、議会採択案)※4は、EU理事会の正式な承認を得れば、官報に掲載の20日後に発効となります※2。
本コラムでは、議会採択案について、現行のCSDDD(以下、現行指令)からの主な変更点を紹介します。
2026/2/26