はじめに
薄暗い山道や早朝の自動車専用道路、出勤・帰宅時の市街地の道路等で、突然動物が道路を横切ることがあります。気付いたときには避けようがなく、「動物と衝突」という事態に至ることも少なくありません。
このような車と動物の衝突事故は「ロードキル」と呼ばれ、国内で毎年多数発生し、自動車走行上の安全性や道路管理上の問題となっているほか、近年では動物・自然生態系の保全の観点からも問題視されています※1。
国土交通省の統計によると、年間のロードキル件数は、国道で7.6万件、高速道路で5.1万件にのぼります(図1)。ロードキルは車両損害のみに留まらず、死亡・重傷等の重大事故につながるおそれもあります。
本稿では、動物との衝突リスクが高まる時期・時間帯・場所を整理し、その対応策をまとめます。
2026/6/30
