戦略・政治リスク研究所
戦略・政治リスク研究所(Research Institute for Strategic & Political Risks)は、東京海上ディーアール株式会社内に設置されたバーチャルシンクタンクです。グローバルな戦略問題・政治リスク・地政学リスクについて、個別企業・組織へのコンサルティングを超えた公益性の高い調査研究・政策提言を行います。
「政治リスク」「地政学リスク」とは?
政治リスクとは、政治的行為に起因する不確実性です。具体的には、以下を指します。
- 戦争・政変・デモ・テロ等のセキュリティ関連リスク
- 選挙・政権交代に伴う政策変更(収用、規制・規制緩和、契約不履行)等
地政学リスクとは、政治リスクのうち、特に地理的な要因・背景をもつ政治的行為による不確実性を指します。
研究プロジェクト
現代の選挙介入と日本での備え
公正な選挙の実現は民主主義の根幹です。しかし、2016年の米大統領選挙を始めとして、外国政府による選挙介入が明らかになりました。こうした現代の選挙介入はサイバー攻撃やSNS上での影響工作活動を組み合わせ、影響力は甚大です。本プロジェクトでは、国内外の選挙介入の事例、日本の政治制度等の文脈、とるべき対策と対応を検討しました。
実施体制
- 土屋 大洋(慶應義塾大学教授)
- 川口 貴久(戦略・政治リスク研究所 主任研究員)
報告書
本プロジェクトの成果物として、2019年1月に「現代の選挙介入と日本での備え:サイバー攻撃とSNS上の影響工作が変える選挙介入」を発行致しました。以下のボタンより詳細をご覧ください。
2020年の国内テロシミュレーション
近年、日本国内におけるテロの蓋然性が指摘されています。そこで本プロジェクトは、官公庁や企業がテロ対策・サイトセキュリティ対策を立案・実行するうえで有益な知見を得ることを目的に、2020年をめどに日本国内におけるテロシミュレーションを行います。日本国内で発生する蓋然性の高いテロリズムの主体、目標、標的、手法、戦術について、外部の専門家の知見を交えて考察します。
実施体制
- リサーチオーガナイザー
- 芦沢 崇(戦略・政治リスク研究所 主任研究員)
成果物
本プロジェクトの成果物として、2018年12月3日にタリスマン「日本社会・企業へのテロと対策~2020年を見据えて~」を発行致しました。以下のボタンより詳細をご覧ください。
2030年の北東アジアのシナリオ・プランニング
本プロジェクトは「シナリオ・プランニング」の手法を通じて、2030年の北東アジア情勢を分析・提言するものです。朝鮮半島をめぐる政治・経済・安全保障環境を切り口に、2030年時点での複数の将来シナリオ、日本社会・企業にとっての「ベスト / ワーストシナリオ」、シナリオ分岐点となる「リスクドライバー」を検討・評価します。
プロジェクトは外部アドバイザーの協力のもと、また各分野・地域の専門家の方々を招いて、進めていきます。
実施体制
- 神保 謙(慶應義塾大学教授)
- 川口 貴久(戦略・政治リスク研究所 主任研究員)
報告書
Coming soon
専門家から見た東京2020オリンピック・パラリンピックのリスク
東京2020オリンピック・パラリンピックを迎えるうえで日本社会・企業が認識すべきリスク、当該リスクの低減、顕在化時の被害極小化について複数の視点から検討・考察します。研究プロジェクトの活動は、外部の複数の専門家へのヒアリング(インタビュー取材、もしくは研究会として開催)を踏まえて、日本社会・企業が備えるべきリスクを明示します。
実施体制
- リサーチオーガナイザー
- 芦沢 崇(戦略・政治リスク研究所 主任研究員)
成果物
Coming soon
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(ビジネスリスク本部)