海外投資とリスクマネジメント
- 発売
- 2020年11月
- 価格
- ¥無料
- 冊子番号
- TL-15
近年、人口減少・高齢化に伴う国内市場の縮小や新興国の経済成長を背景として、日本企業による海外直接投資額は増加傾向にあります。しかし、こうした海外投資は投資対象国固有のリスク、いわゆる「カントリーリスク」と不可分です。
カントリーリスクはメディアや企業のリスクマネジメントでよく用いられますが、その内容は曖昧で、人により千差万別といっても過言ではありません。代表的なカントリーリスクとしては、戦争・騒乱、テロ、法規制の制定・変更、収用、地震・台風・水害等の自然災害、感染症等があげられます。企業は、カントリーリスクを始めとする海外投資に関するリスクを適切にマネジメントしていくことが求められます。
本誌は海外投資とカントリーリスクの現状を整理し、企業に求められる海外投資リスクマネジメントを紹介しています。
目次
Ⅰ 日本企業の海外直接投資の現状と今後の見直し
1 海外直接投資の分類とその特徴
2 日本企業の海外直接投資実行額(ネット、フロー)の推移
3 日本企業の海外直接投資の対象業種および地域の推移
4 アジア主要国への日本企業による海外直接投資の概況
Ⅱ カントリーリスクの概要
1 信用リスク」としてのカントリーリスク
2 「政治リスク」「地政学リスク」としてのカントリーリスク
3 広義のカントリーリスク
コラム1 投資と政治リスク ~国家安全保障を理由とした出資規制の強化~
コラム2 カントリーリスクとしての感染症
コラム3 権威主義体制への投資リスク ~政治経済環境の不安定化~
Ⅲ 海外投資のリスクマネジメント
1 投資意思決定・フィージビリティスタディ時におけるリスクマネジメント
2 海外投資のリスク対応策
コラム4 カントリーリスクと保険
APPENDIX カントリーリスク関連指標およびデータセット
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