キャリア形成について
キャリアインタビュー

Career

世の中をより良くするため、
自由闊達に仕事をつくり出していく。

ビジネスリスク本部 主席研究員

川口 貴久Takahisa Kawaguchi

2010年入社

※所属・役職は取材当時の情報です

PROFILE

大学院で国際政治・安全保障を専攻。専攻を生かせる仕事を希望し、東京海上ディーアールに入社。現在はリスクマネジメント全般に加え、経済安全保障対応関連、サイバー攻撃対応に関わる意思決定演習、有価証券報告書の見直し、官公庁の安全保障関連調査など、幅広く活動。コンサルティング業務に加え、シンクタンクなどで研究活動も精力的に行っている。

どんな仕事にも、
丁寧に、真剣に向き合うこと

東京海上ディーアールに限らず、社会に出ると「この仕事には何の意味があるのだろうか」と悩むことがあるはずです。誰にでもありうる悩みで、私自身もそのように悩んだことがありました。ですが、若い頃に取り組む仕事は、どんなことであれ必ず学びがあるものです。私自身、「量は質に転じる」と信じて、まずは目の前の仕事に挑戦してみることを心がけてきました。一見してありきたりな仕事に思えても、必ず工夫や付加価値の余地はあるものであり、振り返ればすべての経験が自分の成長につながってきたと感じています。
こうした考え方の原点にあるのは、私が大学院修士課程で副査の先生に言われた言葉です。「質の良い論文を20本読めば、その分野の議論や論点は把握できる」という言葉なのですが、「質が良い」ということがポイントであり、つまりは丁寧かつ真剣に仕事に取り組むことだと置き換えて理解しています。千本ノックとは言いませんが、私自身は多くのさまざまなプロジェクトに丁寧かつ真剣に取り組むことで、仕事の幅が広がり、世界が広がってきました。そして視野が広がるにつれて、自分が求める仕事を自らの手で作れるようになってきたと思います。

仕事風景

自由に挑戦し、
自らの市場価値を高める

良い意味で自由放任な上司に出会えたことは、私のキャリアにとって大きな出来事でした。特に印象的だった言葉は、「何をしてもいい」「いつでも他社に転職できるように市場価値を高めろ」というもの。「転職できるように」と部下に言うのはおかしなことにも思えますが、考えてみれば、市場価値を高めるということは国家資格を得たり、査読論文が通ったり、あるいはお客さまに感謝されるといった成果を積み重ねることでもあります。東京海上ディーアールに集う人々の市場価値が上がっていくということは、会社全体として強くなることだともいえるでしょう。
東京海上ディーアールは、世の中の役に立つことであれば、本当にどんなことにも挑戦できる会社です。特に私のように地政学・政治リスクに関わる仕事の場合、機微な話題も含まれるので対外発信はレピュテーション・リスクも多く孕んでいますが、それでも自由に活動させてもらえていると感じています。ですが、そもそも最近の経済安全保障分野のような仕事はもともと市場があったわけではなく、自らレポートを出したり、お客様に提案したりと、自ら仕事をつくる必要があります。東京海上ディーアールでは、自分の興味関心をベースに行動できるからこそ、質の高い仕事につながるのだと思います。

仕事風景

社会課題の解決に、
一人ひとりが挑戦している

東京海上ディーアールの魅力は、自由闊達な社風に加えて、若い社員であっても仕事の裁量や幅が大きい点です。本部内の若いメンバーや転職したばかりのメンバーも同じことを口にしているので、私だけの印象ではないと確信しています。新卒で入社した社員は、入社1年目や遅くとも2年目にはお客様対応のフロントを任され、3年目にはプロジェクトを差配するプロジェクトマネージャーを任されます。私の後輩も、新卒入社2年目で日本を代表する大手企業の役員向けプレゼンのメインパートを任されました。このような抜擢は当社では珍しいことではありません。
社会課題の解決に貢献するというグループ全体のゴールに対して、個々人がどのようにアプローチするかは自由です。ただし、最初にお伝えしたように、自分の好きなことばかりではなく、どんな仕事でもまずはやってみようという姿勢が、今の私につながっています。自己研鑽を楽しめる人と一緒に、年齢やポジションも関係なく、一緒に世の中を良くしていきたいですね。

仕事風景