キャリア形成について
キャリアインタビュー

Career

生涯、学び続けたい。
やりたいことを実現できる環境がある。

運輸・モビリティ本部 主任研究員

中條 恵理華Erika Nakajo

2017年入社

※所属・役職は取材当時の情報です

PROFILE

大学・大学院では、理論化学の研究を行う。東京海上ディーアールとの出会いは、大学で開催された博士向け就活セミナーで、参加企業のうち1社だけコンサルティング企業が参加しており興味を持つ。企業研究を進める中で社会課題の解決に密接に関わることができる仕事に魅力を感じ入社を決める。現在は企業・官公庁向けの交通リスクコンサルティングに携わり、さらに新たなサービス開発業務にも携わっている。

数をこなすことで、
全体感を掴んでいく

私が博士課程に進んだのは、勉強することが好きだったからです。それは就職活動でも同じで、仕事を通じて勉強できるか否かを重要視しました。東京海上ディーアールは、研究分野と全く異なる仕事だったため「私でもできるだろうか?」という不安が少なからずありました。ですが採用担当者から「コンサルタントは日々勉強の連続ですよ」と言われ、ここでなら自分の求める働き方が実現できるのではないかと強く感じ入社を決めました。
交通リスクコンサルティングの仕事は、提案から導入後の社内教育、課題の多い事業所の現地調査など、上流から下流まで多岐に亘ります。最初は指導係の先輩から与えられた仕事を一つひとつ確実にこなしていくことで、プロジェクトをモジュールごとに理解することに注力しました。また、担当する案件の多くがお客様ごとに異なる要望や課題にオーダーメイドで応えるコンサルティングのため、経験すればするほど知見が広がり、コンサルタントとしての力が着実に身に着きます。仕事の大小を問わず、積極的に手を挙げ関わることで「とにかく数をこなしていく」ことを実践しました。入社して1年が経過した頃には、仕事の全体感をしっかりと理解できるようになっていたと思います。

仕事風景

学べる先輩が
身近にいることの恩恵

キャリアの転機となったのは、2年目に携わった大規模リスクアセスメント案件です。それまで携わってきた案件とは異なり、プロジェクトに関わる関係者が多く、プロジェクトマネジメント力が問われる案件でした。タスクの多さもさることながら、納品まで非常にタイトなスケジュールの中で、当時のプロジェクトリーダーが円滑に業務を進める姿を目の当たりにし、プロジェクトマネジメントの本質を学ぶことができました。それ以来、様々な関係者に自分の仕事を齟齬なく伝え、繋ぐことを先回りして考えることを大切にするようになり、結果的にプロジェクトを円滑に進めることができるようになったと思います。
実は、この案件は成長の転機となったと同時に、失敗から学ぶ機会にもなりました。お客様からの期待が大きかったにも関わらず、成果物がお客様にほぼ採用されなかったのです。理由は明白で、お客様が真に知りたかった観点をカバーする成果物ではなかったということ。この経験を機に「お客様が何を求めているのか」ということに強く意識を向けるようになりました。専門的な観点からベストな報告書を作ったとしても、お客様のニーズを満たせない内容であれば活用することができない。多くのお客様が業務をする上で欠かせない交通リスクを扱うコンサルティングだからこそ、お客様の真の要望に応えることの重要性を再認識した経験になりました。

仕事風景

自ら望んで
チャレンジすることができる

現在、ドライブレコーダーを活用した新たなサービス開発業務に従事しています。近年、センサーやAI技術などの発達によって、ドライブレコーダーから様々なデータを取得できるようになりました。これまで交通リスクコンサルティングでは、事故の件数や実態をもとに仮説を立て課題解決の施策を検討していましたが、取得するデータが多様化することにより、ドライバーの目線や運転の癖などのデータを解析することで課題の実態を明らかにすることができるようになってきています。このサービス開発のポイントは、ドライブレコーダーから取得できるデータを分析するだけでなく、分析した結果を活用してお客様ごとに最適な事故未然防止サービスへと落とし込んでいくことです。開発案件を進める中で、私自身の成長も実感しています。上司と議論する際に「私はこう思うのですが」と提案すれば、「同じことを思っていた」と意見が一致することが増えており、事故削減の知見が高まってきていると日々実感しています。
この新しいサービスの開発は、私がやりたいと強く望み、手を挙げた案件です。東京海上ディーアールは自らが望んだことにチャレンジできる風土があり、日々の業務から得られる学びに加え、新たなことに取り組むことで得られる学びも多く、入社前に抱いた「学び続けたい」という期待を、今も叶え続けています。

仕事風景