環境リスク、アスベスト調査

アスベストは熱、磨耗、酸にも強く建材等として長期間に渡り用いられてきました。しかしながら目に見えない細かな繊維を吸い込むと肺がんや悪性中皮腫等の病気を引き起こすおそれがあることがわかりました。他国に先駆けて大量のアスベストが使われていた米国では、1980年代にはその危険性が知られ社会問題となり、企業はリスク対策を迫られる状況となりました。
日本においても、2006年に0.1重量%を超えるものは製造禁止となり、また近年では従来日本では使用されていないとされてきたトレモライト等の使用が明るみになる等、アスベストに関連する法規制は最近一段と厳格化される傾向にあります。
そのため、企業のリスクマネジメント上、所有建築物におけるアスベストの有無やリスクを正確に把握することにより、適切な対策を講じることが必要となってきています。
東京海上ディーアールでは、建物施設等のアスベスト・リスクについて机上から現地調査、さらにはサンプリング調査までの評価メニューをご用意しております。

サービス内容

サービスの特徴

  • 関連法令改正等最新の知見に基づいた調査を実施します。
  • 資料調査から、現地目視調査、分析調査、さらには大気濃度調査に至るまで、お客様それぞれのニーズに対応した調査・評価を行います。
  • 旧基準のもと行われた既往調査のレビューにより、追加分析調査の必要性判断を行うことも可能です。
  • 除去費用の概算算出を行うことで、資産除去債務算定にも対応可能です。なお、除去費用の算出には、学術機関との共同研究成果を利用しています。
  • 調査結果に基づき、今後の除去、封じ込め等の各種対応策についてご提案します。
  • 保険系調査会社として、専門家(技術士、アスベスト診断士等)による中立的な調査を実施します。
  • 上場REITや大手不動産会社、大手金融機関等、数多くの企業でご活用いただいております。
  • 守秘性の高い資産情報であることから、セキュリティーレベルの確保された場所で調査解析業務を実施し、データ漏洩危険を回避できます。

ご提案のコンセプト

  • 簡易評価を導入することで調査コストを抑えることが可能。
  • 関連法令改正等最新の知見に基づき、専門家(技術士、アスベスト診断士等)による調査を実施します。
  • 資料調査から、現地目視調査、分析調査、さらには大気濃度調査までお客様のニーズに応じ、あらゆるレベルでの調査・評価が可能です。
  • 資産除去債務算定にも対応可能です。

調査フロー

【資料調査】 ・構造 ・竣工年 ・特定部位 ・図面記載 ・既往調査 ・対策状況 【現地目視調査】 ・図面と現地の差異 ・@マーク ・ノンアスベスト表記 ・劣化状況 ・採取候補場所等 【分析調査】 ・「JIS A 1481(2008)」準拠 ・トレモライト等も対象 ※必要に応じてEPA法で補完 【除去費用算出】 ・資産除去債務対応 [もしくは] 【対策コンサルティング】 ・除去、封じ込め等

現地サンプリング調査の状況

サンプリング調査結果の一例

調査メニュー

個別にお見積もりいたしますのでお気軽にご相談ください。なお、築年数や延床面積等にもよりますが、1建物あたりの評価費用は50万円程度が目安となります。

区分 調査内容
資料調査(図面等) 資料からアスベスト含有の可能性について評価します。
現地目視調査 図面と現地の差異や劣化状況の確認を行います。
分析調査 アスベスト含有について、実際に試料採取・分析を行い、評価します。
除去費用算出調査 アスベストの除去費用を算出します。

コンサルタント紹介

東京海上ディーアールでは、様々な業界に精通した経験豊富なコンサルタントが課題解決のお手伝いをします。

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(不動産リスクソリューション本部)