リスク評価(風災)

近年、台風等に伴う暴風による建物への被害が多発しています。気候変動が進むことにより台風が強大化する可能性が指摘されていることに加え、企業の資産価値の増加、建物・施設の老朽化に伴う脆弱性の増加により、風災被害の拡大が懸念されています。東京海上ディーアールでは、気象学・風工学の最新の知見と保険会社の有する被害情報に基づいて、貴社施設の立地点において想定される強風やそれに伴う損害を定量的に評価し、強風被害の効果的な軽減対策をご提案します。

サービス内容

特徴

  • 伊勢湾台風や第二室戸台風のような、過去に実際に襲来した台風を始めとした様々な台風のシミュレーションを行い、貴社の事業所や工場における強風による被害想定を行います。
  • モンテカルロシミュレーションを用いた確率的な台風を想定することで、100年に一度といった再現期間に応じた台風被害を評価することができます。
  • 専門のコンサルタント(一級建築士、技術士、気象予報士、工学博士等)が第三者的な観点で調査・評価を行い、風災リスク軽減のためのアドバイスを行います。

ハザード評価

最新の気象学、風工学の知見に基づき、説明性の高い評価モデルを用いて、貴施設立地点の強風ハザードを評価します。

評価例1
任意の想定台風における風速の算出
評価例2
50年や100年に1度発生する強風の風速の算出

被害評価

過去の被害情報等を基に構築された損害率曲線を用いて、想定風速における損害額を評価します。

考慮するリスク区分
建物(構造、建築年代、外装等)
設備(種類、設置状況等)
製品(種類、設置状況等)

[台風イベントの発生]仮想台風の発生経路例 [地上風速の評価](例)伊勢湾台風の風速分布 [損害の評価]リスクカーブ

風災コンサルティングメニュー例

  • 現地調査ならびに台風被害想定結果に基づき、貴社固有の台風リスクを分析し、台風襲来時の対策手法について、効果的なリスク軽減対策(ロスコントロール)をご提案します。
  • 建物や外装材の設計風速の見直しを行います。任意の設定(再現期間100年等)における台風による風速を再評価し、より高い耐風性能を維持するための設計風圧力を評価します。
  • 風災対策にかかる概算費用と、発生確率を考慮した自然災害ハザードの評価結果をもとに、対策実施の費用対効果を分析し、対策推進の意思決定をご支援します。

コンサルティングフロー

一般的な例を示しています。コンサルティング内容によりフローを変更します。

  1. お打ち合わせ

    想定される台風、評価対象、エリアをお打ち合わせさせていただいたうえで、業務内容を決定します。

  2. 必要資料のご提供

    貴社施設の一覧、住所、建物の構造形式、建築年月日、再調達価格 / 取得価格等の資料をご提供いただきます。

  3. 分析

    台風リスク評価モデルを用いて想定される被害の程度を評価します。

  4. 報告書作成

    調査、分析内容をもとに報告書を作成します。また必要に応じて、報告会を実施します。

コンサルティング費用

個別にお見積もりいたします。お気軽にご相談ください。

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(企業財産本部)